2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 は行 棒 縛(ぼうしばり) 酒好きな太郎冠者・次郎冠者、二人の召使いは主人が留守になるたびに酒蔵へ忍び込んでは盗み酒をする始末。この事を知りつつ今日も外出する予定の主人は、一計を案じてまず次郎冠者を呼び出し、最近棒の手(=護身術)の稽古をしている太 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 は行 文山賊(ふみやまだち) 二人の山賊が口論の末果し合いを始めますが、見物人もいないのに闘って死ぬのは犬死同様と思い書置きを残します。それを妻子が読んだらば、さぞかし悲しむであろうと感じた山賊たちは・・・。
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2023年2月15日 ta6kajya は行 舟渡聟(ふなわたしむこ) 聟入り儀礼のため舅宅へ向かう男〔聟〕は、道中渡し船に乗ります。船中で男が手に持つ酒樽に目を付けた大髭の船頭は、その酒が呑みたい一心で一杯振る舞うよう所望しますが、断られると腹癒せに漕ぐのを止めてしまったり、また横柄に漕ぎ […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 は行 仏 師(ぶっし) 在所で持仏堂を建立した田舎者は、中に安置する御仏を買い求めに京の都へやってきます。都の賑やかさになかなか仏師を探せない田舎者の元へ、都の詐欺師が近づき自ら仏師であると偽って、仏の種類・大きさ・値段を交渉して金を騙し取ろう […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 は行 附 子(ぶ す) 主人は外出するにあたり、二人の召使いに《附子》を託して「これは吹く風に触れるだけでも滅却(=死)に値するほどの猛毒なので、用心しながら決して中を見るな!」と留守番を命じて出掛けます。残された召使いは怖々と見張りながらも、 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 は行 梟山伏(ふくろやまぶし) とある兄弟の弟が、山から戻ってくるとどうも様子がおかしく、『物(もの)の怪(け)』に取り憑かれたようです。兄は色々と治療を施しますが、中々効果がありません。そこで、山伏(=修行僧/祈祷師)のもとを訪ねて、弟の容体を診ても […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 は行 花 争(はなあらそい) 春の折柄、主人は花見見物に出掛けようと召使い(太郎冠者)を誘います。ところが召使いは、桜を見に行くのならば「花見」ではなく「桜見」と云うべきと、古歌を引き合いに例えを挙げます。主人も譲らず例えを挙げて、「花」か「桜」での […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 は行 萩大名(はぎだいみょう) 訴訟事のため永らく都に滞在していた田舎大名は、無事に勝訴し近々帰郷することとなります。都の名残に遊山(散策)に出掛けようと太郎冠者(召使い)に相談すると、太郎冠者は宮城野の萩が盛りの庭見物を提案しますが、その庭の持ち主は […]