2024年8月8日 / 最終更新日 : 2024年8月12日 ta6kajya た行 宝の槌(たからのつち) 《目の前に現奇特のあるお宝》即ち不思議な現象の現れる宝を品評する宝比べが世間では流行っています。主人は召使い(太郎冠者)に、都でそのようなお宝を探し求めてくるよう命じます。 召使いが方々を尋ね歩いていると、都の素っ破(詐 […]
2021年6月25日 / 最終更新日 : 2023年6月6日 ta6kajya た行 大般若(だいはんにゃ) 檀家(施主)から祈祷の依頼を受けた僧侶が大般若経を読誦し始めると、信心深い檀家は神子(巫女)も雇ったとみえて鈴を用いてお祓いを始めます。僧侶は鈴の音が邪魔をして満足な祈祷が出来ないと訴えますが、気にせずに読経せよと神子は […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 釣 針(つりばり) 妻を持たない主人と召使いの太郎冠者。両者は妻乞いのため西宮の夷三郎を参詣します。社壇で通夜籠りをしていると、夢の告げに釣竿を授けるとの事。それを用いて妻を釣り取れと承り、早速実践する事に・・・。 女性を釣るという奇抜な発 […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 千切木(ちぎりき) 連歌の初心講(初心者の集い)当番となった主人は、仲間に集合を呼び掛けますが、日ごろ何かと口煩い太郎を誘わずに講を始めます。これを聞き付けた太郎は自ら出向き、「何故声を掛けぬ」と難癖・悪態をついていると・・・。 人前では強 […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 た行 通 円(つうえん) 旅の僧が、京の宇治橋のたもとを通り掛かると、無人の茶屋に茶湯が手向けられてあるのを見て不審に思い、在所の者に理由を尋ねます。此処で大量の茶を点てて狂い死にした通圓という茶坊主の事を聞き知ると、彼の亡霊が現れ、旅僧に成仏弔 […]
2015年8月31日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 た行 茶 壺(ちゃつぼ) 茶好きの主人の命により栂ノ尾へ買い付けに出掛けた男は、帰路立ち寄った宿場で酔い潰れ、茶壺を背負ったまま道端で寝込んでしまいます。そこへ通りかかった徒者(素っ破)が、これ幸いと近づき肩紐に手をかけ、目覚めた男に自分の物だと […]
2013年10月7日 / 最終更新日 : 2024年8月12日 ta6kajya た行 宝の笠(たからのかさ) 《目の前に現奇特のあるお宝》即ち不思議な現象の現れる宝を品評する宝比べが世間では流行っています。主人は召使い(太郎冠者)に、都でそのようなお宝を探し求めてくるよう命じます。 召使いが方々を尋ね歩いていると、都の素っ破(詐 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2023年2月23日 ta6kajya た行 鈍太郎(どんたろう) 事情があって無断で西国への独り旅に出た鈍太郎は、三年振りに都へ戻り下京に住む本妻と上京に住む妾の許を訪ね歩きますが、いづれも長期に亘って音信不通であった鈍太郎とは信用されず正に三行半、戸も開けてくれません。気落ちした鈍太 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 千 鳥(ちどり) 主人から掛け買い(ツケ)で酒を買って来いと命じられた召使いは渋々酒屋へ出向きますが、これまでの支払いも滞っているため酒屋もなかなか酒を渡しません。そこで召使いは津島祭の話を取り上げて、子ども達が千鳥を捕る様子や流鏑馬で馬 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 竹生島参(ちくぶしままいり) 召使い(=太郎冠者)が無断で旅に出かけていたと知った主人は、懲らしめのため自宅を訪ねますが、信心深く竹生島(琵琶湖北東に浮かぶ島・都久夫須麻神社)へ参拝していたと知り、許して道中の土産話を求めます。召使いは秀句(ダジャ […]