2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 釣 針(つりばり) 妻を持たない主人と召使いの太郎冠者。両者は妻乞いのため西宮の夷三郎を参詣します。社壇で通夜籠りをしていると、夢の告げに釣竿を授けるとの事。それを用いて妻を釣り取れと承り、早速実践する事に・・・。 女性を釣るという奇抜な発 […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 千切木(ちぎりき) 連歌の初心講(初心者の集い)当番となった主人は、仲間に集合を呼び掛けますが、日ごろ何かと口煩い太郎を誘わずに講を始めます。これを聞き付けた太郎は自ら出向き、「何故声を掛けぬ」と難癖・悪態をついていると・・・。 人前では強 […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 た行 通 円(つうえん) 旅の僧が、京の宇治橋のたもとを通り掛かると、無人の茶屋に茶湯が手向けられてあるのを見て不審に思い、在所の者に理由を尋ねます。此処で大量の茶を点てて狂い死にした通圓という茶坊主の事を聞き知ると、彼の亡霊が現れ、旅僧に成仏弔 […]
2015年8月31日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 た行 茶 壺(ちゃつぼ) 茶好きの主人の命により栂ノ尾へ買い付けに出掛けた男は、帰路立ち寄った宿場で酔い潰れ、茶壺を背負ったまま道端で寝込んでしまいます。そこへ通りかかった徒者(素っ破)が、これ幸いと近づき肩紐に手をかけ、目覚めた男に自分の物だと […]
2013年10月7日 / 最終更新日 : 2018年8月8日 ta6kajya た行 宝の笠(たからのかさ) 目の前に現奇特のある(=不思議な現象の現れる)お宝比べが流行し、主人は召使い(太郎冠者)に、都でそのようなお宝を求めてくるよう命じます。召使いが方々を尋ね歩いていると男が近づき、その昔鎮正八郎為朝が鬼ケ島に於いて、鬼と勝 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 た行 鈍太郎(どんたろう) 事情があって無断で西国への独り旅に出た鈍太郎は、三年振りに都へ戻り下京に住む本妻と上京に住む妾の許を訪ね歩きますが、いづれも長期に亘って音信不通であった鈍太郎とは信用されず正に三行半、戸も開けてくれません。気落ちした鈍太 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 千 鳥(ちどり) 主人から掛け買い(ツケ)で酒を買って来いと命じられた召使いは渋々酒屋へ出向きますが、これまでの支払いも滞っているため酒屋もなかなか酒を渡しません。そこで召使いは津島祭の話を取り上げて、子ども達が千鳥を捕る様子や流鏑馬で馬 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 た行 竹生島参(ちくぶしままいり) 召使い(=太郎冠者)が無断で旅に出かけていたと知った主人は、懲らしめのため自宅を訪ねますが、信心深く竹生島(琵琶湖北東に浮かぶ島・都久夫須麻神社)へ参拝していたと知り、許して道中の土産話を求めます。召使いは秀句(ダジャ […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年10月6日 た行 太刀奪(たちばい) 参詣に出掛けた主人と召使いは、良い太刀を持った男を見付け奪おうと企てます。召使いは男に近づき、そっと太刀に手を掛けるのですが、逆に脅され主人の刀を捕られてしまいます。刀をとり戻そうと待ち伏せし・・・。