2018年9月14日 / 最終更新日 : 2021年3月27日 さ行 磁 石(じしゃく) 遠江國見附の国府(こう)〔静岡県磐田市界隈〕の者と名乗る男が、京の都へ奉公の旅に出ます。道中、熱田の森や琵琶湖を経由して近江大津の松本へ差し掛かると、賑やかに市が開かれています。商店を見物して歩いているところへ、都の素っ […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 さ行 止動方角(しどうほうがく) 茶競べに出掛ける予定の主人は、太郎冠者(召使)に伯父のところへ行って、茶道具をはじめ太刀や馬など、あれこれと借りて来るよう命じます。 已む無く訪ねた太郎冠者に、伯父は所望の数々を貸し与えますが、中でも所有の馬には悪い癖が […]
2014年9月16日 / 最終更新日 : 2018年8月8日 ta6kajya さ行 秀句傘(しゅうくがらかさ) 秀句とは機知に富んだ秀逸な句(洒落句)の事で、室町時代に流行していました。この流行に乗り遅れまいと考えた大名は、秀句を教わりたいと思い付き男(板東方ノ者)を雇います。この男は以前傘張りの仕事をしていたと云い、傘にまつわる […]
2014年9月16日 / 最終更新日 : 2018年8月8日 ta6kajya さ行 三本柱(さんぼんのはしら) 果報者は三人の召使いを呼出し、普請(自宅の新築)のためあらかじめ用意しておいた木を、山から運んで下ろすよう命じます。ただしそれには条件があって、「三本の柱を、三人の者が、二本ずつ持って戻る」という事です。山に到着した召使 […]
2013年10月7日 / 最終更新日 : 2018年8月8日 ta6kajya さ行 三人長者(さんにんちょうじゃ) 都へ上京し、上頭(うえとう=在京の荘園領主)から長者号を拝領した河内のせせなげ長者・大和の市森長者・近江の蒲生長者は、帰路道すがら出会います。互いに長者号の謂われを語り合い、こうして三人が出会うことは天下泰平の証だからと […]
2013年1月8日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 さ行 宗 八(そうはち) 有徳人(主人)が僧侶と料理人を雇おうと高札を掲げます。そこへ出家した元料理人と料理人になった元僧侶が雇われに訪れ、それぞれ仕事を云い付けられます。しかし互いに不慣れな二人は、相談の上仕事を取り替えることとなりますが・・・ […]
2013年1月8日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 さ行 墨 塗(すみぬり) 訴訟事のため永らく都に滞在していた田舎大名は、訴訟も無事に済み近々帰郷することとなりますが、在京中に親しくなった女のもとへ、召使いを伴って別れの挨拶に立ち寄ることに。暇乞いの事実を知らされた女は、別れを惜しんで泣き始めま […]