節 分(せつぶん)

登場人物
鬼・女
上演時間
約35分

ある節分の夜、夫の留守を預かる美しい女のもとへ、蓬莱の島に住む鬼がやって来ます。撒かれる豆を拾い喰べに遙々訪れた鬼ですが、女を見て一目惚れ。蓬莱の島で流行る小唄を謡いつ舞いつ求愛し、何かと女の歓心を得ようと試みますが・・・。

想いを伝えんが為に苦心の策を遂行する鬼の、人間臭い行動が見どころです。
狂言版『美女と野獣』、恋は成就と相成りましょうか。
狂言では、鬼の住む蓬莱の島に伝わるという三種の神器《隠れ蓑》《隠れ笠》《打出の小槌》、これらの宝物が主眼となる演目「宝の笠」(大蔵流は「隠笠」)や「宝の槌」もあります。