鏡 男(かがみおとこ)

登場人物
男・妻・鏡屋亭主
上演時間
約20分

訴訟事があって長らく都に滞在していた男。やっと帰国の運びとなり、故郷(越後国)へ残してきた妻へ、何か土産になる物はないかと街道を探します。通りがかりの道具屋で鏡を目にした男は、「女性ならば誰しも持っているべき物」という道具屋の言葉に、その用途も知らずに買い求めます。初めて手にした《鏡》に映ったものは・・・。

鏡を知っている者にとっては他愛もない事ですが、珍しい土産を求めて浮き浮きと帰国する男の心理や、鏡と初対面する妻の表情など、人間の持つ様々な感情がよく表現されている演目です。