今 参(いままいり)

登場人物
大名・召使い・新参者
上演時間
約35分

家来を一人しか持たない大名は、新しい使用人〔新参の者〕を雇用しようと思い立ち、太郎冠者を遣いに出します。太郎冠者は人通りの多い街道(海道)で、偶々通りかかった男〔坂東方(=関東地方)から奉公の志願で上京〕に声を掛け連れて戻る事に。帰路の道中、大名の御眼鏡に適うためには、大名の前で秀句〔洒落句・なぞかけ〕を唱えて披露すると気に入られるだろうと、男に智恵を授けます・・・。

大名が新参者を召し抱えようとする演目は、「蚊相撲」「文相撲」「鼻取相撲」などいわゆる《相撲物》の類曲多き中、本作は一連の秀句がテーマとなっています。

また本曲題名の「今参」とは、新しく出仕した者(=新参者)という意味を持ちます。