魚説法(うおぜっぽう)
両親の追善や後生を願うために持仏堂を建立した檀家は、堂供養のために寺を訪ねますが、生憎住職は留守で、代わりに新発意(しんぼち=修業中の坊主)が応対します。お経をまだ習っていない新発意は、お布施欲しさに一計を案じて・・・。
お経に魚介類の名前を洒落的に盛り込んで、さも堂々と唱える様子が見どころです。今では流通していない魚類などもあり、成立当時の庶民の知的センスに驚かされます。
なお私どもの台詞では、魚の事を 『いお』 と発音しています。
さて、どれだけの魚たちが登場しますでしょうか。