2020年7月27日 / 最終更新日 : 2023年6月6日 ta6kajya な行 業平餅(なりひらもち) 平安時代初期の貴人で歌人の在原業平は、玉津島の明神へ従者をしたがえて参詣に赴く途中、餅屋に立ち寄ります。普段からお金など持ち歩かない貴族の業平。餅を所望したところ、代金を要求されて困ってしまいます。この客が業平であると知 […]
2020年7月27日 / 最終更新日 : 2023年6月6日 ta6kajya な行 鍋八撥(なべやつばち) 所の目代(代官)は新たに市を開設するにあたって高札を掲げ、最初に到着した者に諸税免税の特権を与えると周知します。この触書きを知った羯鼓売りと早鍋売りが先着を巡って口論となり、これを見咎めた目代が仲裁に入ります。互いに自分 […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 な行 成上り(なりあがり) 都の北野へ参詣に出掛けた主人と召使(太郎冠者)は、神前で願掛けの通夜籠りをしています。其処へ現れた素っ破(詐欺師)は、太郎冠者が抱えて寝込んでいる上質な太刀を、盗もうと策を講じて・・・。
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 な行 長刀應答(なぎなたあしらい) 伊勢参宮に参詣予定の主人は、留守中の来客を「長刀應答しておけ」と太郎冠者(召使)に云い付けて外出します。長刀應答の意味を知らない太郎冠者は、訪ね来る檀那衆に長刀の刃を突き付けて応対し・・・。 今では最早死語であるが故に上 […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 な行 泣 尼(なきあま) 持仏堂を建立した片田舎の男(施主)は、堂供養の法談を執り行う住職を求めて都を訪ね歩きます。偶々見付けた寺で頼むと、応対した住職はお布施(謝礼)の多さに惹かれて快く法談を引き受けます。しかし、日ごろ説法下手と揶揄されている […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 な行 若 市(にゃくいち) 寺の住僧が道で若い尼僧の若市に出会います。若市はこれから向かう寺の稚児や檀那衆に進上するための花を持参していますが、住僧は何かと言い掛かりをつけて、この花を若市から毟り取ります。怒った若市は辺りの尼僧達を引き連れて・・・ […]
2018年9月11日 / 最終更新日 : 2023年6月6日 ta6kajya な行 ぬけから(ぬけがら〔脱殻〕) 和泉の堺へ遣いを云い付けられた召使(太郎冠者)は、いつも出掛けの《気付け薬》として振舞われる酒を呑み過ぎたため、道端で寝込んでしまいます。酔いを案じて後を追った主人はこの醜態を目の当たりにして、懲らしめのため太郎冠者に鬼 […]
2015年7月13日 / 最終更新日 : 2018年8月8日 ta6kajya な行 長 光(ながみつ) 預かり物の太刀を携え、都へ遣いに出掛けた関東の奉公人。道中大津松本の市を見物していると、見知らぬ男が寄り添って、奉公人の持つ太刀の緒に手を掛けて自分の物だと主張して・・・。
2014年5月23日 / 最終更新日 : 2018年8月8日 ta6kajya な行 鶏 聟(にわとりむこ) 舅の家へ聟入りに出掛ける事となった聟は、その作法が不心得と感じて知人に教えを乞います。知人は聟に対して、舅の家では鶏の真似ごとをするのが今時の流行り(=当世様)だと偽りを答えて揄います。正直者の聟は騙されたとも知らず、準 […]
2013年1月7日 / 最終更新日 : 2020年7月27日 な行 禰宜山伏(ねぎやまぶし) 旅の道中、禰宜が街道の茶屋で一服しています。すると偶々山伏が通りかかり、禰宜に対してなにかと難癖を付けはじめ、挙句の果てには肩荷の箱まで押し付けて家来同然に扱おうとする始末。この様子を見咎めた茶屋の主人は、計らいに主人の […]