賽の目(さいのめ)
美人の一人娘を持ったと自負する親が、娘の連れ合いを探すため算用に達した者(計算力に優れた者)を聟にしたい、という条件を出して募集します。これを知った候補者が次々と親もとを訪ねますが、『五百具の賽の目の数はいくつか?』との問いに悪戦苦闘し退散する始末。さてお眼鏡に叶う聟は現れるのでしょうか・・・。
今も昔も変わらぬ学力社会。当時の世相において、算数を題材にした演目が存在する事に驚きを感じさせます。また必要最少人数で展開する演出が特徴の狂言としては稀な、登場人物6人を要する演目です。
さて皆さんは、この問題を解く事ができましたでしょうか?