墨 塗(すみぬり)

登場人物
大名・召使い・都の妾
上演時間
約25分

訴訟事のため永らく都に滞在していた田舎大名は、訴訟も無事に済み近々帰郷することとなりますが、在京中に親しくなった女のもとへ、召使いを伴って別れの挨拶に立ち寄ることに。暇乞いの事実を知らされた女は、別れを惜しんで泣き始めますが、その挙動に不審を感じた召使いは・・・。

今も昔も変わらぬ男女の人間模様。虚々実々の駆け引きが真剣ゆえに笑いを誘い、また召使いの作戦が見どころとなっています。