因幡堂(いなばどう)

登場人物
男・妻
上演時間
約25分

大酒呑みの妻を持つ男が、妻の留守中に離縁状を送りつけ、新妻を得るために因幡堂の薬師へ妻乞いにやってきます。薬師のお告げを夢見に聞いた男は、早速その出会いの場所へ行くと、そこには女性が一人立っていて・・・。

因幡堂はこのほか、「鬼瓦」「仏師」「六地蔵」「金津地蔵」など数多くの演目に登場します。京都市下京区に現存する平等寺というお寺で、癌が不治の病と思われていた時代、最後に因幡薬師にすがられた方が多かったため、特に癌封じの薬師如来として今も信仰されています。