靭 猿(うつぼざる)

登場人物
大名・召使い・猿曳・小猿
上演時間
約35分
大名は召使い(太郎冠者)を伴って狩に出掛けます。道中小猿を連れた猿曳きに出会い、猿皮を靭の装飾にしたいので猿を貸せと命じます。猿曳きが断ると弓矢で威嚇し無理やり承諾させますが、小猿の幼な気な姿を見た大名は哀れに感じて・・・。

緊張と緩和という劇的な構成で展開されます。

小猿は幼稚園児程度の子供が半年以上かけて稽古を受け、舞台に臨む姿もまた微笑ましいものです。